2011年の震災をきっかけに 自給自足生活を目指して古民家探しをしていた私が
3年かかってついに理想の古民家に巡り会えました。

そして
古民家を購入する!

という大きな決断をした私ですが、すぐに購入・すぐに引越し〜というわけにはいかなかったのです。

不動産屋さんからの提案で
家の中に残されている荷物の片付けは私が全てする代わりに値段を下げてもらう交渉をしましょう〜
ということになった。 

売主さんは 飛行機で移動しないといけないほどの遠方にお住まいなので、荷物整理に帰ってくるのは大変でしょう。
こちらが荷物整理をしてあげた方が喜ばれると思うと。

2、3日して不動産屋さんから連絡がありました。
こちらから提示した金額は 了承されませんでした。この金額ではどうでしょうか?
その代わり、来月の10日までに売主さんが帰ってきて中の荷物を片付けるとのことですと。



家の中には、布団・箪笥・ベッド・テレビ・冷蔵庫や電子レンジなど 普通に暮らせるくらいの家財道具が残されています。
お位牌もそのままお仏壇に残されていました。 着物などもあるらしい。

内見時の話では
重要なものは全て片付けてあって ここに残されているのは不要な物だけだと聞いていました。

なので私は、元牛小屋の中の梅仕事に使う竹ざるが有れば助かるなあと思っていました。

今の私の生活スタイルは・・・

炊飯器は無し。土鍋でご飯を炊いている。
電子レンジ無し。代わりに蒸し器利用。
テレビは見ないので10年前からテレビは無い。
洗濯機は、二層式を愛用。 毛布やシーツなど大物洗うときだけ洗濯機を使って、普段の衣類は手洗いしている。
冷蔵庫はあるけれど、いずれ無しにしようと思っている。
掃除機は、古民家では箒の方が畳に優しいから使いたくない。

なので、残されている家電類は私には全て不用品なのです。

不動産屋さんからの話を聞いて考えるに
私が必要と感じる古い竹ザルや昔の道具類は ゴミとして捨てられる可能性が高そうだ・・・ということがわかり・・・
お互いの希望を擦り合わせるとなると・・・

考えていたよりも 引越しまでに時間がかかると感じました。
こちらは全て不要なので、お片付けをお願いしますと伝えた方が良いかもしれません。



間に不動産屋さんが入ると手数料が発生します。 売主さんと直接交渉しなくて済むので安心だと思っていましたが
間に入ってもらっていても いろいろ大変だなあと思いました。

歴史ある古民家で 売主さんも売却には抵抗があったらしく、いざ売れたとなると 故郷を無くす気持ちで寂しいだろうなあと思います。

色々な感情が巡り 心も平静ではいられないでしょう。
時間をかけて 進めて行こうと思います。

というわけで
古民家買えた! と思ったけど 簡単ではなかった〜というお話しでした。