2011年の震災がきっかけで、自給自足生活をしたいと思うようになり
東京で勤めていた職場を退職し、3年前、実家のある田舎にUターンしてきました。
それから自給自足生活に向けて、働きながら古民家を探し続け・・・古民家はまだ見つかって無いけれど
2023年5月に薬剤師の仕事をリタイアしました。
3年間探し続けた古民家。
あるのはあるんです。でも条件が合わない。
1200万とか800万とか整えられたすぐに住める状態の古民家はあります。
でもそれは予算が・・・。
探している条件は
①畑があること
②落ち葉温床が作れる落ち葉がある事
③汚染されていない水源がある事。
条件が揃っていても・・・
古民家の基礎が崩れていて修繕費が高くなる物件。
基礎は大丈夫だが、屋根瓦を全部変える必要がある物件。
畑が広すぎて、一人では到底無理な物件。
などなど5〜6件みましたが、売り価格は100万くらいだけど、修繕費がかかりすぎる物件が多い。
そういう物件は3年前から空き家バンクに登録されたまま売れていない。
空き家バンクに登録されていなくても空き家はあるので、あとは親の知り合いや、古民家の喫茶店のオーナーや
ありとあらゆる人に古民家を探していることを言って回りましたが、なかなか見つかりませんでした。
しかし!
先週、市役所に空き家バンクの情報を聞きに行ったところ
出たばっかりの古民家の空き家物件を教えてもらいました。
どこの不動産屋さんか聞いて、その足で不動産屋に行き、古民家を見せてもらうことになりました。
そもそも、古民家の物件は不動産屋さんは紹介するのをちょっと嫌がります。
本気度が高くないと軽くあしらわれてしまいます。
なので初めての不動産屋さんには、古民家で何をしたいのかを熱く語ります。
安い古民家は
交通の不便な場所にある場合が多いです。
車が入れない場合もあります。
家の中もかなり荒れていて、家の中だけど靴のままじゃないと入れなかったりします。
畳は剥がしてあるか、敷いてあっても波打っていたりします。畳がです。
窓ガラスが割れていることもあります。
床は大体べこべこで危険です。踏み抜きそうです。
私はいつも地下足袋・モンペ姿で行っていました。
今回の古民家は違いました。
値段は今までで一番高かったけど、買えないほどではない。
瓦も大丈夫。床下も大丈夫。畳、きれい。庭があって池があって、井戸もある。畑もある。
栗と梅の木があって落ち葉も取れる。
大正1年築ですが、台所とお風呂、トイレは改築してあって最新です。
良すぎるくらいの古民家でした。
56歳でリタイアした私が今からしたいこと・・・
それは、
古民家で鶏やヤギに囲まれて、畑をしながら できるだけ電気・ガス・水道に頼らない生活をしたい。
そのために まずは古民家を探そう・・・というお話しでした。
その古民家をめぐり、いろんな思いが行ったり来たりします。
その感情については次回・・・。